Vol.06

「住い 〜その2〜」

※今回は住いの水廻りについて話します。

 住いで水廻りと言えば、台所、浴室、便所、洗濯室ですが、現在の日本では、これらは機能形態共に欧米化しています。欧米では浴室と便所が一体となっているが、なぜそうなっているかについての詳しい事は知らないのだが、ある時米軍岩国基地海兵隊軍属の自宅や、海兵隊に軍需物資を納入する米国人商人の日本宅を訪ねる機会があった。

 軍属は夫婦共に米国人だが、日本人が借家経営として、米軍人向きに建設した岩国市内の一軒家に住んでいた。その家の玄関は靴を脱ぐ日本様式で、便所と風呂は欧米式の一体型となっていた。米国人の商人の方は主人が米国人で、嫁さんは日本人の夫婦であったが、こちらは借家ではなく、同じ岩国市内に自宅を建設していた。 しかし、住まい方は軍属と同じで玄関で靴を脱ぎ、風呂と便所は一体となっていたので、どうやら生活習慣として風呂と便所は一体でなければならない感覚のものらしい、と感じたことがある。玄関で靴を脱ぐ事は譲れても風呂と便所の分離は譲れないという事だろう。

 最も、軍属の家を訪問した時感じた事の一つに、仮に米軍人向けに建設したとはいえ、靴を履いたままで生活する住居では、日本人は誰一人借りる者はいないだろう。もし、米軍が日本から引き上げたら、米軍人向けに建設した借家は日本人に貸す以外に無い訳だから、借家事業としての防衛手段であろうか・・・と考えたりもした。

 米国人商人の家は、嫁さんが日本人だから靴を脱いで生活する事を譲らなかった事は想像がつく。僅かな例ではあるが、面白い共通点である。

 日本人は家の中で靴を履く生活は絶対受け入れられないが、便所と風呂が一体となっていることは我慢できるという事で、欧米人はその逆だ。詳しく調べてみると、心理的に歴史的に何か面白い発見が出来るかもしれないと思っている。
しかし、風呂と便所が一体なのには少し困る事がある。実際困ったのだ。風呂を使った後、必ず床を拭いておかないと、便所の時足の裏が濡れてしまう。素足の時はまだ良いが、靴下を履いていると最悪である。便器の掃除には荒っぽく水で便器を丸洗い出来るから便利ではあろうが、防衛手段としてスリッパを履いていても裏の水に濡れた部分は、マットだけでは吸い切れないから、歩きながら家中のカーペットで吸い取って貰っている事になる。

 私はいつも家の中は綺麗に掃除を心掛け、素足で生活するのが好きだから、特にそう感じるのかもしれない。ここ数年、テレビの番組の中で、欧州の便所の歴史を取上げているのを何度か見た事がある。私は15年以上前だろうか、TOTO出版の本「やんごとなき姫君たちのトイレ」で、欧州の糞だらけの都市の歴史を知って、正直驚いた。少なからず、日本よりは文化先進国としての認識を持っていたので、今から思えば恥かしい限りである。
「やんごとなき姫君たちのトイレ」の中で知ったのだが、日本では江戸時代に公衆便所なるものが既に設けられていた事だ。とは言っても、辻壷(15年も前のことなので、名称が違っているかもしれません)と称した木の桶が街区の角においてあり、そこで男女問わず小便をしていたと記録にある。うら若き女性などでも着物をまくって後ろ向きになり、放尿していたと言うから、とても開放的で穏やかな時代であったのだろう。

その辻壷は近隣の百姓が農作物の肥料用として置いていたもので、一杯になると、百姓が桶を取替えに来ていたそうである。これにまつわる話ではもっと面白いものがある。当時長屋の入口には共同便所が設けてあり、糞尿が一杯になると百姓が買いに来ていた。代金は大家に支払われていたそうだが、長屋の住民は便所の糞尿は俺達の糞だといって、糞尿の代金をめぐり大家との争いが起こったりしたそうである。まだまだこれらについては本当に面白い当時の記録が載せてあり、一度この本を読んでみる事をお勧めする。

 日本では便所の歴史はもっと古くからあるのだが、欧州は当時糞尿は、「尿ビン」や「おまる」で取っていて、窓から道路へ投げ捨てていたのだ。だから、いつも道路は糞尿だらけである。大雨の降った時など、低地に溜ってしまった糞尿の池で、溺死などが実際に起こったとあり、雨ならぬ糞や尿が降ってくる為、帽子やマントが必要で、又糞だらけの道を歩くのに足を汚さない為、踵の高い「ハイヒール」(今は「パンプス」と言うそうだ)が必要であったと言うことだ。

かの有名な「ベルサイユのバラ」に出てくるベルサイユ宮殿もクソだらけであったという。私が子供の頃、新聞や週刊誌でも「シルクハットとマント」は紳士の象徴だと書いていたし、女性が「ハイヒール」を履くようになった事が、文化的だと誰が言い始めたのか?歴史を見ても、日本は街中が糞だらけであった時代はない。女子共何を勘違いしている!もっと学べ!学んで恥かしい欧米の真似をするな!。

 女子と言えば、今日テレビで「恋の空騒ぎ」という番組を観てしまった。面白い番組を探していたが見つからず、そのまま途中から観てしまった。とは言っても、今までに何度か観た事はあるのだが、出演している素人の女子共といえば、溜息が出るほど酷い女子ばかりで、今回など、爪を見ると招待客の女優の爪より派手に塗りたくり、キラキラと光に反射し、虫唾が走るくらい気色の悪い、虫を超える美しさ(?)で、その上、話す内容は本当に馬鹿丸出しという表現以外が出来ないほど酷く、又、言葉も知らない。年を追うごとに、女性の質が落ちてきている。

 幼稚、無知、自分勝手な甘えん坊との表現をしても差し障りが無いような者ばかりを集めている。テレビ局としては面白いほど視聴率も上がり、番組提供者(スポンサー)に対して良い顔が出来るのだろうが、面白いと言うことが、低俗であり、知性のかけらも無く、愚劣であっても良い訳ではない。いくら深夜番組とはいえ、こんな番組を観て「そうなんだ」「あれでいいんだ」「私も同じだ、間違っていなかったんだ」と勘違いする子供から大人まで、今の日本には多くいるはずだ。

 日本の女が全体的に見てあれ程愚かでもあるまいが、敢えて面白いと言う理由だけで、こんな酷い番組作るなよ!日本がダメになってゆくのに拍車を掛けるようなものだ。

書いていて気分が悪くなってくるし、腹立たしくなってきたので、続きは後日。