Vol.12
「〜その12〜」
前回お伝えした、孔子の「男女7才にして席を同じゅうせず」の意味の補足をすると、幼い時期は「男」も「女」も同じように育てても大した問題は起こらないが、物心がつく7才くらいになれば、男は「男」の教育を、女には「女」の教育をしろ!と言う意味だと思っている。
なぜなら、重ねて諄いようだが、生まれつき能力に差があり、この世においての役割が全く違う男女は、7才になれば、同じ土俵で競わせてはならないし、それぞれの特性にあった教育しなさい!という教えである。
私は、この教えはもっともなことだと思うのだが、欧米の「悪しき平等」を取り入れた日本では、儒教(孔子の教え)を否定し、幼児期から大人の社会に至るまで同じ教えを施して同じ土俵で競争(学問・仕事)させている。
前回お伝えしたように、あらゆる競技の世界では男女別の競技としてあるのに、一般社会では同じ土俵で競わせている、このことを皆が当たり前だと思い、誰もおかしい?と思わないこと自体、日本中が悪しき欧米文化に汚染された結果である。
故に、これこそが今の日本をダメにした根源だと言って良い。そのお陰で身の回りで起こっている理不尽な現状を少し紹介してみよう。
まず「生理休暇」であるが、最も小企業や零細企業で「生理休暇」など取る女性は滅多にいないけれども、公務員や大企業においては当然の権利として行使されている現状は正に別格である。
本題と少し外れるけれども、ギリギリの少人数で運営している弱小企業で「生理休暇」など、よほど仕事が暇な時か、耐えられない程の痛みでなければ、他の人への負担が大きくなることなどを考えてのことだと思われるが、取らない。
しかし、公務員や大企業は違う。法がある以上、社会の手本にならなければならない!の理由で「生理休暇」を取らすのだ。大企業と言えども民間企業である会社では、行政の指導さえなければ、本音では「生理休暇」など取って欲しくはないはずだ
男には「生理」がないから、女の「生理」の痛みや、辛さなど解らない!とよく言われるが、当たり前の話で、「生理」のない男には解るわけがない。随分と酷い言い回しをしてしまったが、でも実際に解らないものは解らない。
女性であれば避けて通れない「生理痛」は気の毒だと思うけれども、一般社会で継続的な業務を行っている企業は一々「生理」の度に休まれては、必ず業務に支障が出る。
経営者や管理職、それに同僚の立場では、痛みや辛さに対して労ってはあげられるけれども、機械がやってくれる仕事なら他の者を充てて何とかなろうが、当の本人でなければ出来ない内容の仕事では解決策がない。
それ故に、重要な仕事の責任者にしたり、責任の重い立場(役職)には付けられないのだが、これを「女性差別」だ「男尊女卑(男性優位)」の社会だと叫く利己的な女が少なからずいて、法廷にまで持ち込むので、社会は混乱する。
また、裁判所の出す判決も往々にして悪いから、企業もこの手の女の扱いには苦慮しているのが現状だと思う。仮に、このように叫ぶ女が、自分の企業を立ち上げ、経営者にでもなったら、途端に言うことが変わり、私が言っていることと同じこと言い始めるに違いないのだが、このような自分の都合だけを押し付ける利己的な女は、望んでみても企業の経営者にはなれないものだし、現実の社会はそんなに甘くはない。
企業の業務は、ある意味、兵器を持たない戦争をしているようなもので、複雑な人間関係に加え競争相手の会社あり、社内での競争あり、時間や金額面との戦いに、法律との戦いがある上、自己との戦いをも強いられる。
一般社会では業務戦争において兵器こそ持たないが武器は持つ。武器とは「能力」「才能」「努力」「人柄」「資格?」などであるが、優れた武器を持てない者は冷遇されても仕方がない。「平等」とはこういったことである。
戦争中(業務中)に自分の都合で「待った!」は言えるものではなく、仮に敵?に対してそんな自己都合を言ってしまったら、敵?に殺されるか、社会で相手にされなくなるだけだ。しかし、そうなっては困る。業務を継続して行うことが出来なくなり、企業は倒産の憂き目にあう。
男には「生理痛」がないから、生まれつき女よりは戦(仕事)に向いている生き物で、女はその逆だ。だから、女には女に向いた仕事は必ずあるので、それをやればよい、何も男と張り合う必要はないのだ。
そうなれば、当然待遇には差があって当たり前だし、差がなければおかしい。同じの能力で同じ技量があり、同じだけ働けるのであれば、待遇に差があってはならない=これは「平等」である。
しかし、能力などの差がある者に同じ待遇を与えるのは=「不平等」とするべきで、「平等」としてはならないのだが、欧米の「悪しき平等」を取り込んだ日本では「不平等」=「平等」とした方程式を法律で作り、押し付け、守らせようとしている。
これが「男女雇用均等法」である。生理休暇や育児休暇を与えよ!その上で給与待遇や人事に差を付けるな!である。この法の主旨そのものを否定するものではないのだが、行き過ぎては社会が混乱してしまうと思っているだけだ。
実際に大した痛みでもないのに「生理休暇」を当然の権利だと行使して、会社を休む女が結構いる話を聞いている(雑誌の記事に出ている女の本根の話では、自らが告白している)ので、ここを問題視しなければならないと思っているだけだ。
男の側に立って考えてみろ!「(大した痛みでもない)生理痛」で必ず毎月数日休む者と、全く休まないで働く者が同じ所得と人事が成されれば、これは不公平ではないか?(平等ではない)。
給与や人事は男と同じにしろ!「生理休暇」や「育児休暇」は当たり前だ!これを当然の権利として行使することが「女の権利の横暴」と言っているのだ。
だから女は男と比べて所得が少し低くて当たり前、待遇が少し悪くて当たり前でなければ真の「平等」とは言えない。
そうは言っても、現実には女で男を凌ぐ能力や才能を持った方もいるので、その方は当然男より所得や待遇が上で当たり前だ!しかし「女」であることを理由に、これに差を付ければ、これは「平等」とは言えず、明らかに「差別」である。
だけど、何時の時代においても人間の社会では、実際に能力が優れ、才能のある人物(男女を問わず)は社会が放っておくことはなく、必ず重用されてきている。だから、つまらない権利で「騒ぐな女達!」と言いたいのだ。
何故なら、その本音の部分に「損得」勘定があるからであって、「恥」を基に思考が働けば、私の言うことは理解が出来るはずだ。人生は「損得」だけでやって行けるものではないし、やってはいけない(欧米人と同じ思考になってはいけない)。
最後にスポーツや棋士の世界で「生理休暇」はあるのか?答えは「否」で、戦い(仕事)の最中にそんなことはいっていられないはずである。
それとも、これらの職業に就いている女には「生理がない?」これもあり得ないし、また、彼女たちが「生理」を理由に不平不満を言ったことを知らない。女が「生理」を理由に何か不満を言うのなら、男に生まれ変わる以外に解決はない。
結局彼女たちが「生理」に対して不平不満を言わないのは、同じ女同士の戦いの中で、同じ辛さを抱えての戦い(仕事)だからだ。つまり「平等」の世界で戦って(仕事をしている)いるからだ。
ここまで説明しても、まだ「男女雇用均等法」を盾に取り、「女性差別」だ「男尊女卑(男性優位)」の社会だ!と言うのなら、その方には名誉ある「性根が卑しい女」の称号を与えたい。
しかし、今の日本はこんなものではない、もっと大きな問題が潜んでいて、最悪なものがある!それは「労働基準法」だ。欧米を真似て作られたこの法律のお陰で、日本の若者(つまり日本が)がダメになったと言ってよい。
詳細は後日